COLUMN家づくりコラム
平屋の注文住宅を建てる際の費用相場は?固定資産税などはどうなる?
平屋の注文住宅を建てる際の費用相場は?固定資産税などはどうなる?
「平屋で注文住宅を建てると、費用はどのくらい?」「平屋は固定資産税が高い?」
平屋スタイルで理想の住まいを叶えたいとお考えの場合、このようなお悩みはつきません。
ここでは、平屋の注文住宅の費用相場や高いと言われる理由のほか、施工事例にもとづく費用削減と理想を叶えた間取り、施工価格をご紹介します。
目次--------------------------------------------
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
------------------------------------------------
平屋の注文住宅の一般的な費用相場はどれくらい?
ワンフロアで階の移動がなく生活しやすい平屋ですが、平屋の注文住宅の場合、一般的な坪単価の相場は60万~80万円と言われています。
広さが同じ2階建ての住宅よりも割高な傾向にあり、住宅の設計により違いはありますが、平屋の方が1~2割ほどコストがアップします。
家づくりに必要な費用は、平屋の建物自体の建築費用、付帯工事費、諸費用などです。
総額をあらかじめ把握するために、施工会社へ見積を依頼しましょう。
間取りから見た平屋の注文住宅の費用相場は、2LDK~3LDKの建物の場合、1,500~3,000万円程度です。
施工会社により差はありますが、このくらいの予算を考えておくと安心です。
理想を実現した住まいを作るには、坪単価や間取りの費用相場を参考にし、おおよその予算を組みましょう。
あらかじめ考えた予算額にもとづいて施工できる会社に出会えると、スムーズな家づくりができます。
平屋は2階建ての家よりも高くなると言われている理由とは?
全体の広さが同じであっても、平屋の住宅の方が費用総額は高くなりやすい理由を解説します。
あわせて固定資産税を下げる方法も紹介するので、理想のスタイルの住まいを叶えましょう。
理由① 基礎面積と屋根の面積が広くなるから
階段を昇降する体への負担がなく、老後も安全に暮らしやすい点でも平屋は人気のスタイルです。
しかし住宅の建 築に必要な基礎の部分が広くなるため、基礎工事の範囲が2階建ての場合よりも広がります。
建物の中で屋根も費用のかかる部分ですが、平屋の住宅は屋根も大きくなります。
2階建てにした場合よりも建物の基礎と屋根が大きくなることが、費用がかさむ原因です。
理由② 固定資産税が高くなるから
固定資産税とは、その年の1月1日に所有する土地や建物、償却資産に対し、市町村が課す税金です。
土地・建物などの価値により税額が変わり、価値の高いものほど高い固定資産税が課せられます。
建物の総面積は同じであっても、平屋の方が2階建て住宅よりも広い土地が必要です。
そして平屋を建てるには、部屋や壁に2階建て住宅よりも資材を多く使う傾向にあるため、資産価値が上がります。
広い土地と使う資材の多さから、平屋の住宅の方が高い固定資産税を課せられています。
平屋の建物でも固定資産税をなるべく抑える方法
固定資産税が多くかかるとわかったら、固定資産税をなるべく抑える方法を知りたくなりますよね。いくつかポイントがあるので紹介していきます。
・シンプルな作りにする
土地も建物も面積が広いほど固定資産税が上がるため、必要以上に建物を広げずシンプルな作りの平屋にします。
・木造建築を選ぶ
コンクリート造に比べて木造の方が固定資産税が下がります。
木造平屋は2階建てに比べて耐震性が高く、安全な家づくりが可能です。
・外壁材と屋根はガルバリウムを使う
タイルや漆喰などに比べてガルバリウムを使った外壁と屋根の家は、建物評価額が下がるため、固定資産税も安くなります。
・屋根の勾配は緩やかに
屋根材が同じであっても勾配が急なほど固定資産税が上がるので、緩やかな勾配の屋根にしましょう。
・屋根の形状は「片流れ屋根」
屋根の形状は腰折れや越屋根などありますが、片流れ屋根が固定資産税を下げられます。
・軒の出を短くする
軒の出が長いほど固定資産税は上がるので、できるだけ短くします。
・ガレージやカーポートの固定資産税の有無
ただしカーポートの場合、1枚屋根を柱で支えるタイプは固定資産税がかかりません。
壁で3方向を囲んだガレージタイプとビルトインタイプは固定資産税がかかります。
・ハウスメーカーにより固定資産税額が変わる
高額な住宅設備をつけると建物の評価額が高くなるため、固定資産税も上がります。
ただし、設備によっては電気代が安くなったり、外壁の塗り替えを一生せずに済んだりするメリットがあります。しっかりと目指す暮らしを適切な金額の住宅設備で考えてくれるハウスメーカーを選びましょう。
平屋の価格を左右するその他のポイントとは
上の章で平屋はシンプルな作りがおすすめと紹介しましたが、さらに詳しく建物の形を説明します。
凹凸のある建物ほど工事は手間がかかり費用もかさむので、おすすめはシンプルな箱型です。
平屋住宅の一般的な間取りは、
・正方形
・I字型
・L字型
・ロの字型
・コの字型
があります。
中でも費用を抑えられる間取りは、正方形とI字型です。
どちらも凹凸がなく、四角形なので建築費用を抑えられるでしょう。
建物全体の形以外にコストを抑えるには、建物内の廊下を減らす方法があります。
独立した廊下を作ると建物の総面積が増え、費用が高くなるので、廊下をできるだけなくしましょう。
例えば、玄関から入ってすぐリビングがあり、リビングを通ってそれぞれの部屋へ入る間取りにすると、廊下を減らせます。
必ずリビングを通るので、家族とコミュニケーションをとる機会が増えるメリットのある反面、各部屋からの音やにおいが漏れやすく、プライバシーが守られにくいデメリットもあります。
平屋の施工事例から見る価格と間取りの6例
①無垢材と漆喰を使ったナチュラルなイメージの平屋
【間取り】
【基本情報】
施工事例 無垢材、漆喰などをふんだんに使った自然素材が映える住まい
本体価格 1,500万円~1,999万円
坪単価 49万円~65万円
延床面積 101.03㎡/30.5坪
自然素材をふんだんに取り入れた住宅ですが、廊下をなくして総面積を抑えたことで固定資産税も下げています。
②どこからでも庭を眺められる都会的な住まい
【間取り】
【基本情報】
施工事例 毎日の暮らしを楽しむ都会的な平屋住宅
本体価格 1,500万円~1,999万円
坪単価 49万円~65万円
延床面積 101.03㎡/30.5坪
夫婦ふたりでのセカンドライフ実現のために作られた間取りで、大切な庭を住まいのどこからでも楽しめます。
シンプルなL字型をした、費用削減を期待できる作りです。
③スキップフロアをプラスした住宅
【1階 間取り】
【スキップフロア 間取り】
【基本情報】
施工事例 『アルファヴィータ』~ワンフロアがかなえる新しい暮らし~
本体価格 2,000万円~
坪単価 60万円~
延床面積 76㎡/22.99坪
ワンフロアのスタイルにスキップフロアを加え、家族の一体感を大切にした住まいです。
部分的に2階建てのようにできるスキップフロアは、必要な土地面積を増やさず、室内の面積を増やせます。
④コンパクトさを大切にした平屋住宅
【間取り】
【基本情報】
施工事例 【淡路島】平屋でコンパクトに暮らす
本体価格 2,800万円~3,300万円
坪単価 75万円~85万円
延床面積 127.74㎡/38.64坪
家の中から周りの景色を楽しめる、I字型のシンプルな作りなので、施工費用の削減にも役立っています。
冬にも太陽光をリビングに取り入れられ、冬暖かく夏涼しい設計です。
⑤スキップフロアで3階建て風に
【間取り】
【基本情報】
施工事例 【平屋建て】平屋なのに3階建て?子どもが喜ぶ遊び心満載の家
本体価格 3,700万円~3,799万円
坪単価 74万円~76万円
延床面積 164.80㎡/49.8坪
間取りの中心にスキップフロアを設置し、土地面積を広げず室内の広さを実現した平屋です。
スキップフロア部分を3つに分けて、子供の楽しめるスペースを作っています。
⑥趣味を存分に楽しめる住まい
【基本情報】
本体価格 7,000万円~
坪単価 137万円~
延床面積 168.09㎡/50.8坪
防音室を作り、趣味を気兼ねなく満喫できる間取りにした平屋です。
最も費用を抑えられる片流れ屋根を選び、勾配も緩やかにすることで、施工費用を抑えています。
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
平屋の注文住宅を建てる場合の費用相場や、価格を左右するポイントをご紹介しました。
平屋は費用や固定資産税が高くなりがちですが、やり方次第で抑えることはできます。
理想の家づくりを成功させるためにも、ぜひこの記事を参考に慎重に検討しましょう。
イエタッタでは施工事例800件以上、モデルハウス、住宅イベント、土地や建売情報、リフォーム情報も多数掲載!
大阪・京都・奈良・兵庫・和歌山で注文住宅の理想の平屋を作るお手伝いをさせていただきます。
関連リンク
・大阪の施工事例はこちら
・兵庫の施工事例はこちら
・京都の施工事例はこちら
・奈良の施工事例はこちら
・和歌山の施工事例はこちら